デザインを自作するときに役立つ無料ツール5選【初心者向け】
なぜ無料デザインツールが注目されているのか
個人事業主やフリーランスにとって、SNS投稿やWebバナー、チラシなどのデザインは欠かせません。しかし、毎回プロに依頼するとコストがかかるのが悩みどころ。
「自分でデザインできたらいいけれど、難しそう…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実は今は、初心者でも手軽に使える無料デザインツールが数多く登場しています。ここでは、私自身が試して「これは便利!」と感じた3つのツールのほか、人気の高いツール2つご紹介します。
1. Canva|初心者でもすぐに完成度の高いデザインが作れる
Canvaは、無料デザインツールの代表格です。豊富なテンプレートから好きなものを選び、文字や色を変えるだけでSNSバナーやチラシが完成します。
操作はドラッグ&ドロップで直感的。デザイン初心者でも「なんとなくオシャレ」な仕上がりになるのが大きな魅力です。
さらに、商用利用可能な写真素材やアイコンも多く揃っており、わざわざ素材サイトを探さなくてもCanva内で完結できます。無料でも十分使えますが、ロゴやブランドカラーを統一したい場合は有料プランも検討するとよいでしょう。
2. Figma|共同作業やWebデザインに強いクラウドツール
Figmaは、クラウド上で使えるデザインツールです。ブラウザだけで動くためPCのスペックに依存せず、チームで同時編集できる点が特徴。
もともとはWebサイトやアプリのUIデザイン向けに人気を集めましたが、バナーや資料の制作にも十分使えます。
個人利用であれば無料プランでかなり多くの機能が使えるので、仲間と一緒に事業を進めている人や将来的にWebデザインを学びたい人におすすめです。
3. Googleスライド|誰でもすぐに使える身近なツール
意外と見落とされがちなのがGoogleスライド。プレゼン用のツールですが、図形やテキストを組み合わせることでシンプルなバナーや資料が作れます。
最大の強みは「誰でも無料で使えること」と「共有が簡単」な点。チームでちょっとしたデザインを作りたいときには特に便利です。
高度なデザインには不向きですが、まずは小さく自作に挑戦したい人にはぴったりのツールです。
4. Photopea|Photoshopライクな高機能オンラインツール
「Photoshopは高くて手が出せないけど、同じように画像加工したい」という人におすすめなのがPhotopeaです。ブラウザ上で動く無料の画像編集ツールで、操作感はPhotoshopにかなり近く、PSDファイルも扱えます。
切り抜きやレイヤー効果など、初心者には少し難しい機能もありますが、無料でここまでできるのは驚きです。デザインを仕事にしてみたい人の練習用としても最適です。
5. GIMP|昔からある定番の無料画像編集ソフト
GIMPはオープンソースの画像編集ソフトで、Photoshopの代替として長年使われてきました。
インストール型なのでPCに導入する必要はありますが、無料で高機能。色調補正、画像合成、レイヤー編集など、デザインの基礎を学ぶには十分です。
インターフェイスがやや複雑で慣れるまで時間がかかる点はデメリットですが、本格的な編集に挑戦したい人にはおすすめできます。
無料ツールを選ぶときのポイント
無料ツールは便利ですが、それぞれ得意分野があります。
Canva:とにかく手軽に、短時間で完成させたい人向け
Figma:共同作業やWebデザインに興味がある人向け
Googleスライド:小規模な資料や簡単なバナーを作りたい人向け
Photopea:Photoshop的な操作を無料で試したい人向け
GIMP:本格的な画像編集に挑戦したい人向け
自分の目的に合ったツールを選ぶことで、デザイン自作のハードルは一気に下がります。
まとめ:まずは身近な無料ツールから試してみよう
デザインを外注するのも一つの選択肢ですが、ちょっとしたバナーやSNS投稿なら無料ツールで十分対応できます。最初から完璧を目指す必要はありません。
まずはCanvaやGoogleスライドなど、身近で簡単なツールを使ってみて、「自分でもできる!」という感覚をつかむことが大切です。
その上で、必要になったらFigmaやPhotopea、GIMPのような高機能ツールにステップアップすればOK。
デザインは「特別な人だけのスキル」ではなく、誰でも学んで活用できるものです。
無料ツールを味方につけて、自分のビジネスや活動をより魅力的に表現していきましょう。
